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[89238] h-C.
詩人:みあ [投票][編集]

甘い香りが煙をかき消して
活字を引き止める
音漏れの激しい隣も
気にとめたりはしない

待ち合わせを気にしているのに
甘い香りは容赦なく包んできて
もう出なければ間に合わないという時も
強引な訳ではなく
ただ誘惑する

初めての時は
綺麗だった

いまはもう
気付けないと思う
見つけられないのかもしれない

見失った訳ではない
あれは幻だったのかもしれないのだから、

待ち合わせに遅れて
予定が狂っても
白はいつでもやわらかいから

解かれるのだろうか

ただあたたかくて
それが甘い香りなら

2006/11/12

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