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[91052] 街角の太陽
詩人:フィリップ [投票][編集]

窓を開け放した
何もない僕の部屋から
透き通った朝が見えた

それは朝焼けか
昨日彼女から貰った
一通の別れメールか

何故朝が透き通って
僕に見えたのか
僕にはわからない


雲とともに
渡り鳥たちが南の方へと
流れ飛んでいった

高速道路を越えて
遥か向こうの湿原へ

やがてパレットタウンの
小さな観覧車の向こう
煌めく光の海が
太陽を飲み込む頃に

観覧車の影が斜めになり
街路樹通りにかかった


2006/12/10

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