過去ログ
〜 過去ログ No.91052 の表示 〜
[91052] 街角の太陽
窓を開け放した
何もない僕の部屋から
透き通った朝が見えた
それは朝焼けか
昨日彼女から貰った
一通の別れメールか
何故朝が透き通って
僕に見えたのか
僕にはわからない
雲とともに
渡り鳥たちが南の方へと
流れ飛んでいった
高速道路を越えて
遥か向こうの湿原へ
やがてパレットタウンの
小さな観覧車の向こう
煌めく光の海が
太陽を飲み込む頃に
観覧車の影が斜めになり
街路樹通りにかかった
2006/12/10
[前頁] [投票する] [次頁]
-
詩人の部屋 -