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[9304] 五月病
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

高架線の向こうには
なにか どこか ちがう世界がある
なにも どこも ちがわない世界がある

けれど 
そこには たどりつけない
だから 
そこには べつに たどりつきたくもない

やるせないirony

たとえば それは
時に 気休めだったり
時に ぬくもりだったり する
おかげで 
僕の思考回路は 乱されっぱなしさ

けだるさに 堕ちてゆく
僕の気も知らないで

高架線の向こうから
加速度でやってきた

また 五月病

2004/02/28

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