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[93227] 
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


君をこの掌より大きな愛で包んであげる

優しさの中に厳しさを隠し味に君を愛す

喚いても泣き叫んでも
終わりはいつか誰のところにも来るのだから
空を見ながらでも話をしよう

時が二人を変えたなら
いったい今の僕らに何ができるか
今更だけど僕なりに考えてみた

あの頃より
だいぶ大きくなった掌を見ながら
時が満ちていく音を聴いていた。

2007/01/10

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