詩人:甘味亭 真朱麻呂
君をこの掌より大きな愛で包んであげる 優しさの中に厳しさを隠し味に君を愛す 喚いても泣き叫んでも 終わりはいつか誰のところにも来るのだから 空を見ながらでも話をしよう 時が二人を変えたなら いったい今の僕らに何ができるか 今更だけど僕なりに考えてみた あの頃より だいぶ大きくなった掌を見ながら時が満ちていく音を聴いていた。