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[93307] 
詩人:アロー [投票][編集]


訪れをば告げて舞い散る銀杏の並木

まるで金色の絨毯のように積もりて

秋空の薄けき彩りに調和せん

やがて目に見ゆる景色は絵画となり

順よく朱に染まる山々を遠くに重ねん

すなわち心の温もりは

秋に覚えて冬を待ち

次第に色を失いゆく世界を眺むれば

それもまた趣ありと覚えゆく

深まりを重ね合わせし中秋のひととき

溶け重なりて我は知り

冬の訪れの間近なるを空に眺めん

2007/01/11

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