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[93306] 
詩人:弓月 あお [投票][編集]

波間に繰り返す

胸を裂くかの哀しみに

何度出遭ったことか

必死に耐えてきたことか


前からじゃなくても良いから

僕を抱きしめてほしいよ

君の温もりを知ったから

今この時間が何よりも苦しくて


無くしてから気付くなんて

浅はかだったかな

たぶん

罰があたったんだろうね


そうしてまた繰り返すんだ

誰もいない独りの夜を

眠りにつけない哀しき夜を

君がいない現実を


波間に繰り返す

僕の哀しき涙のしるし

2007/01/11

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