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[93437] 碧い天(そら)に
白いチョークで
僕は青空に文字を書く
その文字は天の蒼さに溶け込み
はかなくして消えていく
――まるで
―――僕の生命のように
真っ白い雲が
勇気と名付けられた太陽を
覆っていく
でも
僕の明日は晴れている
雲なんて
―――見えない
天の蒼が
途切れないのを
僕を引き留めるのが
一つもないのを
示しているかのように
白いチョークで
僕は青空に文字を書く
―――生きたい
2007/01/12
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