詩人:ヒバリ
白いチョークで 僕は青空に文字を書く その文字は天の蒼さに溶け込み はかなくして消えていく ――まるで ―――僕の生命のように 真っ白い雲が 勇気と名付けられた太陽を 覆っていく でも 僕の明日は晴れている 雲なんて ―――見えない 天の蒼が 途切れないのを 僕を引き留めるのが 一つもないのを 示しているかのように 白いチョークで 僕は青空に文字を書く ―――生きたい