ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.94000-94999 > No.94034「小匙三杯のなみだ」

過去ログ  〜 過去ログ No.94034 の表示 〜


[94034] 小匙三杯のなみだ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


君には恥ずかしくてとても言えないようなこと
今まで僕は知らない間に君に感づくヒントを与えていたらしい

答えなんかなくたって構わない
寧ろない方か有り難い
小さくこぼしたため息が春風に浚われていく

もし
君が許すなら
もし
時が許すなら
桜が散る前に
この思い君に伝えたい
そう言った後で
流した
小匙三杯のなみだ。

2007/01/18

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -