詩人:甘味亭 真朱麻呂
君には恥ずかしくてとても言えないようなこと 今まで僕は知らない間に君に感づくヒントを与えていたらしい 答えなんかなくたって構わない 寧ろない方か有り難い 小さくこぼしたため息が春風に浚われていく もし 君が許すなら もし 時が許すなら 桜が散る前に この思い君に伝えたい そう言った後で 流した 小匙三杯のなみだ。