ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.9000-9999 > No.9462「消えない悲しみ」

過去ログ  〜 過去ログ No.9462 の表示 〜


[9462] 消えない悲しみ
詩人:美虎 [投票][編集]

ドラマのように

君の身に何かあったら

胸騒ぎでもして

知ることができたらよかったのに


花瓶の一つや二つくらい割れて

教えてほしかったのに


そしたらすぐに

君の所へ駆けつけたのに


実際はそんなにうまくいかなくて

君が崖っぷちに立っている時

何も知らない僕は

いつも通り笑っていた


絶対に戻ってくると

信じていたから


いなくなるなんて

誰も思ってなかったから




悲しみは今も



消えないまま‥





2004/03/04

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -