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[95847] 幾千もの愛に揺られて
詩人:フィリップ [投票][編集]

僕らの向こう側に
茶色いビルがまた建った
空の果てに映る影は
恐ろしくて

街路樹越えた先に
誰かが眠りについていた
ゆすっても目を開けずに
ただ眠ってた


風の吹くこの世界の
明日はまだ見えないけど

僕たちは一人じゃない
そう思って
生きていきたくて


目には見えない
苦しみが
僕らを幾ら蝕んでも

生きている限り
僕たちは
幾千もの愛に揺られてる



何万光年の彼方
青い星が風化した
揺り篭は燃え尽きて
涙は止まらなくて

闇雲の向こう側
輝く星に指を立てて
いくつかの夢を見た
遠い夏の日


この海を越えた先は
まだ見ぬ希望の国

その先の事なんて
考えることも
しなかったのに


眠れる白い羊たちは
瓦礫の山を見つめてる

何にも出来ない
僕たちは
幾千もの愛に委ねてる

2007/02/09

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