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[96281] 誰の存在もしない部屋
恋人と別れた
別に涙を流したいわけじゃない
毎日気持ちを堪えてるわけでもない
明日も仕事をして
買い物して
一人でワインをあける
そんな私のオスがいない時間を味わいながら
私だけのペースで過ごしはじめた木曜日
灰皿を手元におき
火をつける
ポゥと そいつを吸っていく
そして
綺麗に使っていた
一度も汚したことのない所に
火をおしつけてみる
気をつけて使っていた灰皿に跡がついた
2007/02/26
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詩人の部屋 -