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[98401] 肩まで浸かろう。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

肩まで浸かろう

冷え冷えとした冬は尚更

肩まで浸かろう

洗面所は寒いから

でるまでには身体をポカポカにしなくては

大人になるたび
浴槽からあふれるお湯の量が増える

今日もお仕事ご苦労様
自分にそう呟く
風呂上がりは冷えたビール
おつまみに枝豆
相場は決まってる
でももう少し浸かろう

子供のように三十秒数えてさ

肩まで浸かって
もやがかかった浴室内から見る
窓の外に月がひとつ
もう少しそれを見てから
でるのはそれから

だから
肩まで浸かろう。

2007/03/17

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