詩人:山姫
目を合わせる事なく誰もが街を行く微かでも体温を感じたくて僕もその波に紛れる街は何も言わず僕を受け入れた澱んだ視界には無数の背中が写る学生、社会人、大人、子供この中に僕と同じ人種はどのくらいいるのだろう人が集まる事で雑踏という集合体になるならばここに安息を求める君の為に僕はその無秩序な行進に参列しようあぁ誰も目を合わせないこの世界が平和でありますように誰にも目を合わせられない君に幸あれ