詩人:橙丸
覚醒した意識の中で私は夢をみる形のない意志だけの世界へと引きずり込まれてゆく儚げな夢うつつの中で夢の中で夢をみるようなそれは少しアンバランスな心地良さでそっと頬を撫でる優しい風のようななんともいえない不思議な気持ちまるで見覚えのない場所まるで見覚えのない世界まるで見覚えのない想いまるで見覚えのない自分空はどこまでも澄んだ碧さで霞んだ地平線はどこまでも遠いここはまるで始まりの地球ここはまるで終わりの地球