詩人:ユズル
赤い屋根の上 繋いだ手 ぬくもり
君と 僕と 黒猫と
悟ったような空と けなげに光る星
なにも言わない風
あの色は今も 焼きついて離れない
黒い猫 ひとりぼっちにして ごめんね
まだ今も キラキラの瞳
あの空を 見上げてるのかな
全てを許し 信じることができる気がしてた
飛び込んだ夜空 永遠を願って
星をひとつ 飲み込んだ
君とおそろいの 光
仲間外れの猫が 不服そうにないた
笑いながら 猫にも
小さな星の かけらをやった
赤い屋根の上 繋いだ手 ぬくもり
忘れないだろう きっと
風に揺れた二人を 朝が待っていた
最後に猫が 寂しそうにないた
赤い屋根の上 繋いだ心 涙
忘れないだろう きっと
星は今も みっつ
胸の中で あの夜と同じ光