詩人:n
僕は、もうすぐ旅立たなければならない
貴女の存在しない世界へ
そこはきっと僕が人として存在できない世界
その世界で僕はきっと戸惑う
何故ならその世界で僕は人ではなく
『物』
そしてそこで出会う人々もまた『物』
そう…その世界に人は存在しない
在るのは『物』だけ
そして『物』は悪魔に操られ
互いに争い壊しあう
きっと僕も壊しあう
悪魔が飽きて眠りにつくまで
そしてもし壊されず帰ることができた時
『物』を壊しすぎたそんな僕でも
貴女は頬笑みかけてくれますか?
2005/06/06 (Mon)