詩人:腑鵜V
久しぶり。
もう7年も経ったんですね・・・
キミといつも馬鹿みたいに騒いでたのを思い出します。
覚えていますか? 初めてデートした時のことを。
覚えていますか? 一緒に暮らし始めた時の事を。
覚えていますか? 僕がキミにプロポーズした時のことを。
僕は全部覚えていますよ。
初デート当日、キミは待ち合わせ場所を間違えて、なおかつ約束忘れて猫と戯れてたことを。
同棲初日、キミと僕は買い物から帰り、キミがアパートの階段を先に上り、何を勘違いしたのかキミは隣の部屋の鍵穴にカギを突っ込み「あれ?開かない・・・」って頓珍漢な事を言ってましたね。
大爆笑でしたよ。
キミにプロポーズした時は、泣きながら、それでも満面の笑みで頷いてくれましたね。
その時初めてキミの涙を見ました。
まぁ結局式当日にキミは逝ってしまったんですけどね。
それからと本当に淋しかったんだよ?
すぐにでも追いかけて逝こうと思ったんだけど、キミが夢に出てきて励ましてくれたからさ、こうしてまだ生きてる。
キミには本当に感謝してる。
キミと居れて本当に愉しかった。
あのさ、まだまだ先だけど、僕も必ずキミのところへ逝くからさ、待っててよ。
上で・・・最高の景色のところで式、挙げような。
その時、「うん」と聞こえた気がした。
・・・・また、来るよ。