詩人:遊民
音のない雨が降るどこまでも降っている自転車じゃあどこにもいけない時計の秒針を追いかけてみるこんな日はまるで永遠みたいだ世界は雨で満ちていく人々の心をいくらか溶かしてベルリンもニューヨークもずいぶん雨が降ったそうだだれかも泣いているのかな?終わらない気持ちの終わりを夢見て僕はそっと眼を閉じる