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MAKOTOの部屋  〜 「ばっちゃん」への投 票 〜

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[91565] ばっちゃん

詩人:MAKOTO

いきなり実家からのコールが鳴った‥

母だった‥
いつもと口調が違った‥
『仕事何時に終わる‥?』なんて今まで訊かれた事‥
ばっちゃんの危篤の知らせ‥
急いで駆けつけた‥
もう意識は無くて‥
会話も出来なくて‥
ただ‥じっとみつめて‥


思い出だけが目の前にちらつく‥
ばっちゃん‥
すぐそにいるのに‥
前がくもっって見えない‥顔が滲んでしっかり見れない‥

急いで顔を見に駆けつけたのに‥

母さんの目が真っ赤になってた‥
母さん笑顔を崩さなかった‥
ホントは泣き崩れたいはずなのに‥
ばっちゃんのお腹には予想もつかない長い傷跡‥

痛かったろうに‥
辛かったろうに‥
嫌だったろうに‥


灯火の時間が許す限り‥
顔を瞳の奧にやきつけたい‥
ばっちゃんの温もり‥
無くなってしまうのか‥

おれの呼びかけ‥
ばっちゃんに届くかな‥
届いてほしい‥

届くまで呼びかけるさ‥

2006/12/17 (Sun)
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