詩人:mikoto
ひとつ、ひとつまたひとつ。街に灯りが燈るよに紫陽花の花が咲いていく。雨が優しく、滑り落ち綺麗な色に染めていく。薄桃、紫、浅葱色はっぱの緑も鮮やかに風にさらさら揺らめいて。さいた、さいた紫陽花が。月の雫に照らされて淡いひかりが燈ります。