詩人:椛
携帯電話を眺める
鳴らないのは、いつものこと
最初のころは待っていたけど
いつからか待つことをやめた
君からの連絡を待つだけ無駄で
君からの連絡を待つだけ虚しくて
君からの連絡を待つだけ、僕がすり減っていく
「絶対に連絡するから、待ってて?」
そんな言葉を鵜呑みにして待って、待って、待って。
連絡は来なくて。苦しくなって。
どこで何してるかとか
いま誰といるのかとか
考え出すと止まらなくて
だから考えることも辞めて。
放り投げた電話
放り投げた、君に対する想い
2015/06/04 (Thu)