詩人: ハミ
君の手はあたたかくて、僕の猫がころんでしまって
君の手はやさしくって、僕はうれしくて
僕の猫が泣いてしまって、君の手がほしくなって
暗くて見えない、この道を、ひとり走って。
なにかあたたかいものがほしいよ。
やさしさのオレンジが見えるよ。
ねぇ、涙がでそうだよ。手をにぎってよ。
君を待ってる。
だからどうか、僕をさがして、白くなるまえにつつんでよ
悲しいきもち、もう嫌なんだよ
はやくあいたいよ。
そしたら僕を少したたいて。
そしたらぎゅっとだきしめて。
ずっと暗いこの世界で。