詩人:nanako
全てに意味があったって思いたい
貴方の優しい眼も
頭では気まぐれだ
と解ってはいても
それを割り切ることが出来る程
私は
大人ではないし
貴方が思う程
賢い女でもないょ
私は未だ自ら
貴方を憎むことさえ
許さないから
私の女としてじゃなく
人間としての価値が
貴方にとってどれほど在るのか
私には判断出来ない侭で
ただあのおやすみという言葉や
掌に感じた温もりは
あの一瞬だけは
きっと
他の誰でもない私のモノだったと
そぅ思ってもいいですか?
嘘つきの私は
自ら声に出して言うことを
許しはしないケド
私はこの問いを
貴方の横顔を遠くに見ては
貴方を照らす太陽を羨んで
何度も何度も
繰り返すょ。