詩人:雪姫
夢の割れる音がした。パリンと割れて破片が降り掛かる。払う気力さえなくて突き刺さる痛みを受けとめた。もし僕が避けて君に破片が降り掛かったらたとえ夢でも辛いから。突き刺さる深く深く夢の中血を流す事は構わない醒める事を恐れながら痛みだけが確かな想いを抱き抱く。