詩人:十六夜月
幾つもの階段を上ってふと見上げれば小さな空幾つもの苦難を乗り越えたつもりが掴みたい物はまだまだ先でこの腕さえちっぽけに見えてくる幾ら上っても辿り着かない目的地に嫌気がさして諦めてもあの時の一歩は遠くに行ってしまって帰るには惜しくて結局はまた大空を見上げるその繰り返しで何時かちっぽけな自分が大空を掴むことを望むペンキで染めた空でなくありのままの大空を