詩人:花房優希
気付いて欲しくて
気付かれるのが怖くて
相反する心は押さえを効かずに独り走り
助けてと叫ぶ勇気がなくて
異質なものを見る目が耐えられなくて
私は今日も紅い涙を流す
傷だらけなこの腕は
寂しがりやの証
私が生きてる証
ねえお願い、
「止めろ」なんて言わないで
幸せになりたいなんていわないから
せめて、許して欲しい
こんなことでしか生きてるって思えないちっぽけな私の存在を。
「助けて」
気付いて
「助けて」
気付かないで
だって
「私はここに生きていたいの」
2008/04/26 (Sat)