詩人:A
激情妄想産。
不機嫌。
あなたが手を繋ぎながら
引っ張ってくれた
おかげで自転車は進む。
勇気のある二人は
もう何度目かわからない。
私は嫌だった。
あなたはそこにいる。
あなたが私と一緒に居たがったから
仕方なく
私もそこに居た。
私が居て嬉しいのは
実際あなただけだった。
少なくとも
私は嬉しくなかった。
あなたは私の血を厭う。
私に
無理矢理呼吸させるあなた
私と周囲とを
切り離さないための
手錠首輪足枷みたいなあなた
邪魔なだけである。
邪魔を感じるのはもう
何度目かわからない。
私はあなたたちを
何回消せば私は楽になるのか
思考が千切れそう。