詩人:あいる
夜だけが空を宇宙色にするガラス細工はひどく壊れやすいからこそ美しい君は僕の瞳を鏡にして前髪を気にする壁にちりばめた画鋲は星屑のようにニビ色に瞬いている何万年も釣られ釣られ続けている頭の悪い魚窓枠に積もった埃電池の切れかけたリモコンふりかえれば錆び始めた星屑