詩人:秋庭 朔
いつも首をくの字に曲げて俯いたまま視線を合わせてくれないおはようございますと声をかけるとちゃんと挨拶が返ってくるけど、こっちを見ないごめんなさいと謝りたくなる年はとっても女だものでも、毎日トイレキレイにしてくれてありがとうそれから牛乳ビンに活けた花も然り気なくて心和みます掃除中にお邪魔しましたいえいえこちらこそ背中で聞いた声は柔らかかった