詩人:大蛇
チカチカ光る真っ暗な部屋を汚して
昨日あった事を繰り返す
歪んだ空が太陽を隠し
見下げると五体不満足の人形が笑いかけた
この傷だらけの腕さえなければ
私は少しはちゃんと笑って生きれたかもしれない
私がもっと普通なら
死をこんなに美化しなかったよ
腕は暴れて自分自身を傷つけた
ポッカリと空いた記憶。
昨日の事が思い出せないでいる
埋めるように…
大丈夫。
まだ歩き足りない
まだまだダメだ
この腕だってすぐ癒えるよ。
血に癒しを求めてはいけないよ
私がもっと普通なら
なんて考えない事にしたよ
どんな言葉を並べて
他のモノに癒しを求めたって
助けを求めたって
結局は自分次第なんて事。
今更気づいたよ