詩人:はるか
ふる ふる 冬のいたずらに、雨肩におちて音がしずかに胸にふる昨夜みた夢はつめたい水の底うすい膜いちまい隔ててとおい向こう岸窓の雨つぶを小さく丸でかこむとゆびさきが泣いたはら はら 涙は行きさきも知らずに落ちていく