詩人:安曇
熱いお湯が、君は好きだったな熱いお湯につかりながらふと思いだしだよ体中真っ赤にしてタコみたいって笑ったね何をしても君の影がちらついてどこにいても君に話し掛けてる僕がいる笑ったりね切なくなったりねもやもやしたりね―結構忙しい。人を想うことがこんなにも僕の心を忙しくさせるなんてね少し温くなったお湯赤くなった手、ふやけた指先湯気の中、頭がぼーっとしながらもまた君を想っていた