詩人:さきネコ
虹の真上に 夢があった
けれど 誰も気づかなかった
夜が来るたび 星は瞬き
見つけてもらえない 夢を見て笑った
空は知っていた 真実も未来も
人は勘違い 明日は必ずそこにあるものと思っている
風でさえ 世界をすべて知っていると威張っている
結局 どれが正しいのかさえわからない
「溶けない時間だけが 記憶に残るみたい」
偶然 真上にかかる 七色の橋を見かけたら
遠くから 虹の真上を眺めてほしい
いつしか 七色に染められた夢に 気がつけるのは
すべてを たくさんの視点から見られる人だけだから