詩人:チェシャ猫
星もろくに見えないこの街で
貴方の笑顔は何よりキレイに見えました
足早に歩き去る町並みの中で
貴方の声だけは聞こえていました・・・。。
強く抱きしめたら壊れてしまいそうなその肩を
やさしく包み込む方法を僕は知りませんでした
見つめたなら涙を流してしまいそうなその瞳から
僕は目を逸らすことしかできませんでした。。
僕は願うことしかできなかった
何も変わりはしないのに・・・。。
雪も降らないこの街で
貴方の声は 優しく僕に降り積もりました
灯ってはすぐに消えてゆく明かりの中で
貴方の笑顔だけ 消えずにまだ残っています。。