|
詩人:チェシャ猫
冷たく震えるキミの手をそっと握るのは
ちょっとかっこよすぎる気がしたから
少し距離縮めるだけで我慢した・・・。。
ソラを見上げて大きく息を吸い込んでみると
少しだけ冬の匂いがした
吐く息の白さに
見とれて微笑んでいたキミは
何故だか少し大人びて見えた。。
手を広げれば触れる世界の中で
僕はキミを抱きしめられなかった
どんなに手を伸ばしても届かない星に
キミは必死に手を伸ばしてた
だから僕も
もう少しだけ勇気出してみるよ
まだ頼りないかもしれないけれど
せめてキミを抱きしめられるように
せめてその手温められるように・・・。。