詩人:黒夢
生温い暖かさが残る。
中途半端な愛情など要らない。
私の知らないヒトの所へ行く君は
曖昧な想いだけを残していく。
私達はそんな関係ではないけれど。
私が持つのは愛情。
君が持つのは親愛の情。
噛み合わない私達の思いと想い。
誰よりも近くにいるから
私はあのヒトの知らない君を沢山知ってる。
たったそれだけで優越感に浸り
君にとってはいつしか厄介になる関係を保っている。
私は
君から注がれる優しさを
例えそれが世間一般で言う愛とは違っても
手放す気は無いよ。
ありえない未来に希望を膨らませるけれど
それによって益々
現実との境をなくしていく。
こんな病的な想いを
君はどんな思いで受け取ってくれる?