詩人:千波 一也
たわむれが咲いて、さいて羽のかたちでだまりこくって子どもはそれを真似してつづく いのり、だね 放つかたちの 閉じない ひなた は ときどき鋭くて 意地悪だけどうそとほんとは透明だからだれのそらにも染まりやすいからっぽなのに満ちすぎて、しまうかぜに住まう鳥だけがそんなかじつを知っている