詩人:千波 一也
夜はかしこい生きものですからご注意をいのちの歴史の夜の多さが無数の声を放つのです 係のものはございません ご注意を 揃った時計もございません ご注意を ただし 問い続けることが いのちでございますので それだけは お忘れに なりませぬよう友の定義は自由です愛の定義も夢の定義も自由ですそれゆえどなたもお連れさまにはご注意を夜はかしこく待っているのです