詩人:アイカ
操る指は
昨日より細く………
何かを食べれば
体の中、
卵が産まれ
いつしか私の腹を破り
そしらぬ顔で歩き出す
私が
殺せばよかった
亡くせばよかった
かすかに鈴の音
聞こえてくるのは
私の耳が
オカシイからよ
血のかたまりを
足の間から
かき出すだけ。
腹の中の小さな心臓を潰すだけ。それだけ
貴方は
私を守ると言って
金を置いて逃げたのね
大好きだなんて
ダイスキだなんて
大好きならば
殺してほしかった
亡くしてほしかった
I love me.
I love Sunny boy.
but he's dead......