詩人:奏
僕はちっぽけで
苦しんでいる君に何も出来やしないし、悲しんでいる君を笑わせる事すら出来ない。
ただ、心を痛める君を
見ているだけ、眺めているだけ
いつか君が元気になったとき
僕は「心配した」としか言えない
君は信じてくれるだろうか
僕の心に渦巻いているこの感情
ただの偽善ではない、
この心配と信頼に。
君が分からなくても
僕は心から君を想っている
だからどうか
抱えこまないで
無理に笑わないで
一人で背負わないで
ちっぽけな僕には、
何も出来ないから……。
2006/10/18 (Wed)