詩人:シンラ
白いセーターを着た少年。鯛焼き焼くのがとても上手。カスタードを、たっぷり入れてね。晴れた日曜日の、公園のベンチで食べましょう。通りすぎてく青いバス。とおくで雪の匂いがする。人々は、コトコト歩く。木枯らしは、カラリと舞ってく。鯛焼きしっぽをかじりながら、ホットココアを飲みましょう。誰かのチェックのマフラーが、木の枝に、結ばれている。公園には、冬の天使が住んでいる。