詩人:黒夢
太陽なんて眩しいもの僕には必要ない。上辺しか照らさない蛍光灯のまるで僕の愛の様な安っぽい光が丁度良い。囁く愛。向けられる笑顔。ささやかな裏切り。歯の浮く様な言葉の羅列。塗りたくられた真実。変わらない距離。報われない願い。続く関係。本物という言葉を知らず僕は足元さえも照らさない蛍光灯の下で安っぽい愛を流出している。