詩人:ゆなぎ
笑った君の目元にはらりと雪片が落ちて少し高い体温で温められてさらりと溶けて涙になった泣きながら綺麗に笑うからこの一瞬を切り取ってベッドの下の宝箱に大事に大事に仕舞ってしまいたかった儚く過ぎた過去に今の自分を重ねて見てもあの日の君にはなれなくてあの日の雪にもなれなくて切り取った一瞬を抱きしめたベッドの下の宝箱薄汚れて暗い中あの一瞬を抱きしめた