|
詩人:beet
若さ故に、伝えられない思いがあって
若さ故の潔癖さと、受け入れ難い事実があって
若さ故に、昇華出来ないもどかしさがあって
苦しみ、自分に言い聞かせながら
納得の行かない恋愛を続けた12年
自分自身の慢心と、妙な潔癖さが他人を傷つけ
いい気になっていた自分に気付き
自分が繰り返してきた過ちにふと涙する
過去を思い出したところで
其処には何も待っていない事は分かっていながら
其処から抜け出せず
もがき苦しみながら、現実との狭間で苦しんだ日々
今にして、ようやくその意味が分かり始めて
もう、自分を解放してもいいんじゃないか、って
思えるまで、長く長く費やした12年。
きっと これからも誰かの事
好きになり
笑顔と争いの狭間で生き続けるだろう
そしてその時、過去の苦い経験が役立つ事を祈り
少しは成長した自分を、相手に受け入れられ
相手を受け入れられる自分でありたい
本当の笑顔を見せられるのは、きっとその時
12年、無駄だったか、意味のあるものだったかは
これから決まる。
神様、笑わず自分の行動を見ていてくれよ。