詩人:朧
森に入り乱れる草木清く柔らかな手触り偽りの感触と窓の奥降り続いた雨の先に見える草木を飾る雫水が伝う葉の表面は夜に導かれた光る粒葉の上の雨粒を拾う濡れた指先に感じた冷たさや希望の光は柔らかな水に導かれ天に包まれたこの体白い鍵盤に指を置き奏でる安らぎのピアノ小さな細い指先から放たれてゆく光の音迷いのない一筋の光微笑んで奏でるから輝きを生む曲を奏で希望の演奏を輝かせ聴衆となる闇世界よ優しき光は笑顔へ導く