詩人:激突
ほら君達が
普段見向きもしない人
それが僕
どうぞ目をそらしてね
ハイハイ
その凶悪な視線の拳銃で
撃ち殺される毎日よ
みんな笑顔だった
だけど憎らしいから
鏡で映してやったんだ
きっと笑顔は
怒り顔に変わるはず
逆になるんだ
それは僕の秘密の魔法
次々に自慢なように
僕が持っていないものを
見せつけるかのように
親子や恋人達や
友達達や夫婦連れ
僕は世界を
滅ぼしたくなっていた
清く正しく麗しくあれ
清く正しく見目麗しく
ありたかったよ
ありたかったね
2007/04/14 (Sat)