詩人:やぎひと
どうしたことかとおじいさん一人娘を思っていた自分の命はあとすこしのこせるものが何もない一人娘はまだ若いゆびわドレスねっくれすどれもとても手が出ない…最後の夜のそのひととき一人娘はうつむいてちっともかおをあげてくれない…ふいに調べが流れ出す一人娘の好きな唄家族みんなの宝物やさしいやさしいゆめがたり一人娘は微笑んだ“よかった、よかった”とおじいさん少し遠い旅に出た